プレスリリース
ニューバーガー・バーマン ネットゼロ・アセットマネジャーズ・イニシアチブへ参加しESGアドバイザリー・カウンセルを設立
2021年11月2日(ニューヨーク)– グローバルにビジネスを展開する独立系資産運用会社のニューバーガー・バーマン(以下、「当社グループ」)は、パリ協定に沿って投資先企業の温室効果ガス排出量の実質ゼロ(以下、「ネットゼロ」)の達成を目標とする資産運用会社のグローバルなイニシアチブであるネットゼロ・アセットマネジャーズ・イニシアチブに参加したことを発表しました。2021年11月1日時点において、当イニシアチブには220の機関が署名し、運用資産の合計額は57兆ドルに達しています。
当社グループは、2050年までまたはそれ以前に、一部のお客様とポートフォリオにおける温室効果ガス排出量ネットゼロ達成という野心的な目標を共有し、お客様のパートナーとして脱炭素に向けた運用を支援します。このコミットメントに沿って、当社グループのサステナブル投資戦略のポートフォリオ・マネジャーは、それぞれの投資戦略における目的や戦略、投資の目標に沿って、ネットゼロの達成に向けた投資を行うことに賛同しています。
また、当社グループは、ネットゼロ・アセットマネジャーズ・イニシアチブへの参加に伴い、ネットゼロの達成を含む主要なサステナビリティに関連したテーマについて助言を提供する外部の有識者を迎え、ESGアドバイザリー・カウンセルを設立したことを発表しました。
ニューバーガー・バーマンの会長兼最高経営責任者であるGeorge Walkerは、次のように述べています。「ネットゼロ・アセットマネジャーズ・イニシアチブへの参加と当社グループのESGアドバイザリー・カウンシルの設立は、ESG投資の分野において当社グループが発揮しているリーダーシップの自然な延長線上にあるものと考えています。当社グループは、責任投資を実践するブルネル年金パートナーシップ(英国地方政府年金基金)から受託した13億ポンドにのぼる気候変動考慮型マルチ・クレジット戦略をはじめ、気候変動に焦点を当てたお客様から受託したネットゼロを目指すポートフォリオの運用をすでに開始しています。私たちは、世界中のお客様と協働し、最先端の気候関連の運用ソリューションをご提供することを楽しみにしています」
また、当社グループのESG投資責任者であるJonathan Baileyは、次のように述べています。「気候変動を緩和し、気候変動が企業や世界経済にもたらすリスクを低減するうえで、金融機関は重要な役割を担っていると考えています。当社グループの投資プロセスに気候変動に関する重要なリスクや投資機会を組み入れることは、私たちの受託者責任とお客様にご提供するリスク調整後リターンの最大化を追求するという長期的な投資哲学に合致するものです。さらに、当社グループは、発行体が座礁資産を抱えるリスクを低減するために、未だビジネスモデルがネットゼロへの移行に適応していない企業に対して積極的なエンゲージメントを実施する明確な責任があると考えています」
今回、当社グループが設立するESGアドバイザリー・カウンセルには、ESG分野において高い評価を集めている著名なオピニオン・リーダーが名を連ねています。
- George Serafeim 氏 – ハーバード・ビジネス・スクール教授、チャールズ・M・ウィリアムズ賞受賞経験を有し、Impact-Weighted Accounts Project委員長も務める
- Ben Caldecott 氏 – オックスフォード大学サステナブル・ファイナンス・プログラム・ディレクター、英国グリーン化金融・投資センター創設者
- Mindy Lubber 氏 – 持続可能な社会の実現において、世界に必要な重要な問題に取り組む非営利団体Ceresの代表兼CEO
- Vijay Advani 氏 – 米印ビジネスカウンシル・グローバルボード議長、米国教職員退職年金/保険組合(TIAA)の資産運用部門であるNuveenの元エグゼクティブ・チェアマン
ESGアドバイザリー・カウンセルは、当初、当社グループが実施するネットゼロ達成を目標とするポートフォリオにおいて、整合性を追求するアプローチの検証および助言の提供に専念します。さらに、当カウンシルは、ポートフォリオがもたらすサステナビリティの成果測定に係るメソドロジーの強化にも注力します。
ニューバーガー・バーマンは、資産運用業界のグローバル・リーダーとして、より包括的かつサステナビリティを実現する未来のために、引き続きESG投資の最前線に立つことをコミットします。当社グループは、国連が支援する責任投資原則(PRI)が実施する最新の評価において、2,100超のPRI署名機関のうち、わずか1%未満となる20社のみが該当する「PRIリーダー」に選出されています。
ニューバーガー・バーマンについて
ニューバーガー・バーマンは、1939年に創業された従業員が自社株式を保有するプライベー ト経営の独立系資産運用会社です。株式、債券、クオンツ、マルチアセット、プライベート・エクイティ、不動産、ヘッジファンド等の多岐にわたる資産クラスを運用し、世界中の機関投資家、アドバイザー、個人投資家に運用サービスを提供しています。世界25ヵ国においてビジネスを展開し、2,400名を超える従業員を擁しています。また7年連続でPensions & Investmentsによる1,000人以上の従業員を対象とした調査で「働きやすい資産運用会社」 の1位または2位に選出されています。2020年、ニューバーガー・バーマンは、PRIのリーダーズ・グループに選出されました。これは、PRIが環境、社会、ガバナンス(ESG)の実践において卓越した実績をあげている署名機関を選定するものであり、選出された機関はPRI 署名機関全体の1%未満です。また、PRIが実施する最新のアセスメント・レポートにおいて、ESGインテグレーションの取り組みに対し、全資産クラスで最高評価のA+を獲得しています。2021年9月末時点における運用資産残高は4,370億ドルです。詳細につきましては、当社のウェブサイトをご覧ください。www.nb.com
本件に関するお問い合わせ:
ニューバーガー・バーマン株式会社 : 代表電話: 03-5218-1930 メール: info.japan@nb.com